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整形外科

専門医による診療

20年以上にわたり整形外科領域の研鑽を積んだ専門医が診療を担当、専門性の高い医療をご提供します。
整形外科とは、運動器官を構成するすべての組織、つまり骨、軟骨、筋、靭帯、神経などの疾病・外傷・変性を対象とし、その病態の解明と治療法の開発および診療を行う専門領域です。
その対象は脊椎(脊柱)・脊髄、骨盤、上肢(肩、肘、手、手指)、下肢(股、膝、足、足指)など広範囲に及びます。
新生児、小児、学童から成人、高齢者まで全ての年齢層が対象になり、その内容は多様で治療の必要な患者数が極めて多いのが整形外科の特徴です。
特に、超高齢化社会を迎えた昨今、高齢者の運動器疾病の増加が懸念されてきております。

対象となる病気や症状

  • 首・肩の症状(痛み・しびれ)
  • 肘・手・腕の症状(痛み・しびれ・違和感)
  • 腰・背中の症状(痛み・しびれ・違和感)
  • ぎっくり腰
  • ひざ・足の症状(痛み・しびれ・違和感)
  • リウマチ
  • 捻挫・打撲・外傷・創傷・骨折

よくある疾患

 

頚椎症

頚椎症(頸椎症)とは、加齢によって椎間板などの頚椎構造に変性が生じ、頚椎を通る神経が圧迫されることでさまざまな症状が引き起こされる病気です。頚椎症は、障害を受ける神経の部位によって、脊髄症せきずいしょうと神経根症に分けられます。どちらも50歳以上の男性に多く、男性は女性の約2倍とされています。

頚椎症性脊髄症

大きくなった骨棘が脊柱管の中に飛び出して脊髄を直接圧迫したり、靭帯が厚くなることで脊柱管が狭くなり、中を通る脊髄を圧排したりすることが原因です。

頚椎症性神経根症

椎間板の変性や骨棘の形成によって、椎間孔が狭くなり、神経根を圧迫することが原因です。
治療としては、薬物用法、装具固定などを行います。

捻挫

捻挫とは、関節に外から強い力が加わり、靭帯や腱、軟骨などが傷つくケガのことです。
関節のあるところなら、どこでも起こる可能性があり、代表的な足首や膝の捻挫のほか、むち打ちや突き指、ぎっくり腰なども捻挫の一種です。
治療としては、ギプスや三角巾などでの固定、運動訓練など保存療法を行います。

打撲

体の一部をどこかに強くぶつけたり、外部から衝撃を受けたりすることで、筋線維や血管が傷つくことです。
軽傷に思えても骨折や皮下組織に深いダメージを及ぼしている場合もあるため、きちんと診察を受けることをお勧めします。

肉離れ

スポーツで強い力がかかることなどが原因で、筋肉が部分的に断裂する病気です。ふくらはぎや太ももなどの下半身の筋肉に起こることが多く、肉離れが起こると断裂部位に痛みが生じるため普通に歩くことが難しくなります。
治療としては、重症度に応じて安静、消炎鎮痛薬(外用・内服)、サポーターでの補助やギプスによる固定、リハビリテーションなどを行います。

腱鞘炎

腱鞘炎とは、骨と筋肉をつないでいる“腱”と腱を包む“腱鞘”と呼ばれる組織に摩擦が生じることによって炎症が生じる病気のことです。
腱鞘炎を発症すると、炎症が生じた腱鞘の周囲に痛み、腫れ、発赤などが現れます。また、腱鞘が腫れることで腱がスムーズに動かなくなり、腱がつながる指の動きが悪くなるのも特徴です
治療としては、基本。痛みに対する鎮痛剤や湿布、超音波治療などを行います。症状が強い場合には腱鞘の内部に炎症を抑えるステロイド薬を直接注射する治療を行います。

四十肩・五十肩

肩関節の運動障害と痛みが現れることです。医学的には”肩関節周囲炎”と呼びます。主な症状は片側の肩のみに痛みや運動障害がなどで、ときに日常生活に支障が生じるほどの強い痛みが現れることがあります。
治療としては、関節の痛みを和らげ、可動範囲を広げるため、薬物療法・運動療法・理学療法、リハビリテーションなどを行います。

腰痛

急性腰痛症

急性腰痛症は、重いものを持ち上げた時などに突然腰が痛くなる状態のことで、ぎっくり腰と呼ばれることもあります。
治療としては、薬物療法、神経ブロック療法、装具療法などを行います。

椎間板ヘルニア

椎間板とは背骨(椎骨)の一つ一つの間にあり、クッションの役割を果たす部分です。
椎間板ヘルニアは、この椎間板の中心にある髄核と呼ばれる部分が飛び出し、神経を圧迫することで痛みやしびれなどが生じる病気です。
代表的なものは腰に起こる腰椎椎間板ヘルニアで、20代~40代の男性に多く、急に重いものを持ち上げる、日常的に中腰の姿勢でいる、腰に負担が多いスポーツをするなどが、発症のきっかけになるとされています。

腰部脊柱管狭窄症

背骨の中にある脊髄が通る空間が狭くなる病気のことです。
腰痛や足の痛み・しびれなどが症状として現れますが、足の痛みやしびれは安静時にはあまり感じず、立ったり歩いたりしたときに痛みが生じ、座って休むと症状が軽快する傾向にあります。

腰椎すべり症

腰椎が正常な位置からずれて後方の脊髄や神経根(脊髄からでる神経線維)を圧迫する病気のことを指します。
腰椎すべり症になると、腰痛、足の痛み・しびれ(立ったとき・歩いたとき)などの症状が現れるのが一般的です。腰痛だけの場合や自覚症状が一切現れない場合も珍しくありません。

腰部変形性脊椎症

主に加齢によって椎間板や腰椎自体が変形した状態をいいます。変形するだけでは無症状であることが多いのですが、変形が進むと神経が圧迫され、腰痛や背中の痛み、足の痛み・しびれが現れることもあります。

痛風

痛風(つうふう)とは、尿酸が体内で析出して結晶ができることにより、関節炎などを来たす疾患で、その背景には高尿酸血症などが存在します。急激な痛みや腫れを伴う痛風発作を引き起こす場合があります。

骨粗鬆症

詳細はこちらのページをご覧ください。

主な検査

レントゲン検査、骨塩定量検査、骨密度測定検査、血液・尿検査、超音波検査など。

主な治療法

神経ブロックによる痛みの治療

神経ブロックとは、麻酔を用いて痛みを緩和させる治療法です。
神経ブロックには主に
 ・硬膜外ブロック
 ・トリガーポイント注射
 

(仙骨)硬膜外ブロック

硬膜外麻酔と同様の方法で行う方法です。硬膜は脊髄を取り囲んでいる一番外側の膜で、硬膜と黄色靭帯との隙間のことを硬膜外腔と言い、ここに局所麻酔薬などを注入します。
具体的には、仙骨の尾側にある仙骨孔から刺入し注射します。

トリガーポイント注射

筋肉などにある痛みのポイント(圧痛点)に直接、局所麻酔薬などを注射する方法です。
一般的な麻酔注射のイメージです。

薬物療法

痛みの治療の中で最も一般的なのが薬物療法です。
消炎鎮痛薬をはじめ、病態や症状に応じて適宜組み合わせたりしながら投与することで、痛みを和らげていきます。

装具療法

手、腰、足、膝の痛み、変形などのトラブルに対して専用の装具を作成・装着し、痛みの軽減や変形の矯正、患部の固定、負担の軽減をはかります。装具には、コルセット、サポーター、足底板(インソール)などがあります。
医師が必要に応じ装具や義肢を義肢装具士に依頼し、オーダーメイドで作成いたします。

 

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